「 あなたの家で生まれたしもべも、あなたが金で買い取った者も、必ず割礼を受けなければならない。わたしの契約は、永遠の契約として、あなたがたの肉の上にしるされなければならない。」      (旧約)創世記17章13節 

 

  神様は先にこの世に罪が満ちたときに、ノアの家族以外の人々は洪水で滅ぼされました。しかしその後、ノアに約束されたことは、もうこのような洪水で人々を滅ぼすようなことはなさらないと言うことでした。主はその約束をされたときに、約束が確実であることの示すため、印を与えてくださいました。それは、虹でした。つまり人々が虹を見るたびに、神様の哀れみを覚えるようにしてくださったのです。

 ところで神様はこのアブラハムに対しても、約束である契約を与えてくださいました。その契約には2つのことがありました。1つは、「私はあなた方の神となりまたあなた方は私の民となる」、と言うことでした。神様がアブラハムを選んで、そのようにしてくださるといわれたのです。もう1つの約束は、あなたから多くの子孫が生まれると言うことでした。神様がそのようにしてくださるというのです。そしてこの2つの約束の印として、割礼を受けることを命じられました。つまり割礼を受ける者が、その神様が与えてくださった神の民となりまたその神様の恵みに預かる者とされると言うことでした。 割礼は、その割礼を受ける者にとっては、自分が神の民とされたという目に見える印となったのです。そのことは、「わたしの契約は、永遠の契約として、あなたがたの肉の上にしるされなければならない。」 と、語られていることからわかります。あなた方の肉の上に、つまりあなた方にとっての目に見える印となると言われたのです。

  ところでここで主は、その割礼を授けるのは、アブラハムとその子孫だけではないといわれています。「あなたの家で生まれたしもべも、あなたが金で買い取った者も、必ず割礼を受けなければならない。」と語られているのです、アブラハムの血族に属する人々でもない人々、つまり、奴隷にも割礼を施せというのです。これはどういうことでしょう。  この点は後に「無割礼のものは、この民から断ち切られる。」と語られていルことから理解できます。つまり、割礼を受けると言うことは、主の戒めに従うと言うことで、それは、信仰の印でもあったのです。

  神様はここで彼らの民となりまた彼らを多くしようといってくださっていたのは、単に血肉的なことではなくて、信仰的な意味でのことを語っておられたのです。 そしてそのことの現れが、この奴隷も割礼を受ける、と言うことであったのです。